急に資金が必要となった場合に即日で資金を調達する方法は、いくつかあります。
事業性資金を調達したい人にはファクタリング、事業性資金以外の資金を調達したい個人にはカードローンおすすめです。
この記事でわかること
- 即日対応の資金調達方法は4つある
- ファクタリングにおすすめの業者5選
- ファクタリングにより即日で資金調達するための3つのコツ
- 個人の事業性資金以外の資金調達には大手消費者金融のカードローンが最適
- カードローンで即日で融資を受けるための3つのコツ
記事により、即日で資金を得るための方法とコツがわかります。
即日対応の資金調達方法は4つある
即日対応の資金調達方法は、主に以下の4つです。
- ファクタリング
- 手形割引
- ビジネスローン
- カードローン
銀行から即日融資を受けるのはほぼ不可能なため、上記の4つの方法を利用する場合も銀行以外の先が候補となります。
銀行が即日融資に対応していない現状には、以下の2つの背景があります。
- 2017年の金融庁の立ち入り検査により審査が厳格化された
- 警視庁のデータベースへの照会が義務付けられており審査に時間がかかる
銀行の個人への融資残高の多さが問題視され、2017年に金融庁による立ち入り検査が行われました。
それにより銀行のカードローンの審査が厳格化され、銀行でも大手消費者金融を対象とする総量規制に準ずる措置が取られています。
警視庁のデータベースの照会については、以下のように報道されています。
来年1月から警察庁のデータベース(DB)への照会で審査に時間をかけ、即日の融資を停止する。
引用元:銀行、個人即日融資を停止|日本経済新聞
銀行は警視庁が保有するデータを照合し、申込者が反社会勢力とつながりを持っていないか調査します。
照会への回答は翌営業日以降となるため、審査の結果が出るのは最短で翌日となります。
4つの資金調達方法のうちカードローンは即日の融資が可能ですが、事業性資金には使えない点が特徴です。
カードローンは個人が急ぎでお金が必要な場合の融資方法として有力ですが、事業性資金を調達するためには、カードローン以外の方法を利用する必要があります。
ここからは、資金調達方法の特徴を1つずつ解説していきます。
即日の資金調達にはファクタリングが最適
即日の資金調達には、ファクタリングの利用が最適です。
売上があっても通常は売掛金が現金化されるまでに時間がかかりますが、ファクタリングを利用した売掛金の売買により、即日の資金調達ができます。
ファクタリングとは、期日が来る前の売掛金を現金化して資金調達する方法のことです。
掛け取引により代金の回収や支払いにかかる費用を削減できるため、日本では売掛金や買掛金を使った掛け取引が慣例となっています。
ファクタリングには、即日資金調達できるほかにも以下の利点があります。
- 売掛先に知られずに売掛金を現金化できる
- 融資ではないため今後の審査に影響を及ぼさない
- 弁済の義務を負わない
- 個人事業主も利用できる
- 貸借対照表の見た目が良くなる
ただし即日の資金調達が可能で、売掛先に知られずに利用できるのは2社間取引のみです。
3社間取引は売掛先にファクタリングを通知する必要があり、即日の資金化は不可能となります。
売掛金の売買は融資ではないため、ファクタリングは今後の審査に影響を及ぼさないのも利点です。
銀行の融資などを受ける予定がある場合、負債が多いと審査に不利となる可能性があります。
ファクタリングでは業者に売掛金を売却する際に弁済責任も業者に移転されるため、債務不履行となっても弁済の義務を負わないのも特徴です。
業者は限定されますが、法人だけでなく個人事業主もファクタリングを利用できます。
ファクタリングにより貸借対照表がオフバランス化され、企業の経営状態を良く見せる効果があります。
オフバランスとは、貸借対照表から資産を切り離すことです。
企業価値の向上につながり、資産利益率を改善させる効果が期待できます。
一方でファクタリングには、以下のような欠点もあります。
- 手数料が高い
- 悪質な業者も存在する
ファクタリングの手数料の相場は1〜20%と高額なため、長期的な利用は資金繰りを悪化させる原因となります。
ファクタリングは法的な規制を受けないため、手数料が相場より高い悪質な業者やファクタリング業者に見せかけた違法な業者も存在します。
通常のファクタリングは、償還請求権がないのが基本です。
償還請求権とは、債務者により金融債権などの支払が行われない場合にさかのぼって債権者に請求する権利のことです。
しかし、償還請求権のある契約を求めてくる業者もあります。
償還請求権のある契約は、売掛先が支払を行わなかった場合に支払を要求される恐れがあるため、避けたほうが良いでしょう。
ファクタリングに似たしくみの資金調達方法として、手形割引があります。
手形割引は償還請求権があるため弁済の義務を負う
手形割引とは、保有している手形を期日が来る前に銀行または手形割引業者に売却して資金化する方法のことです。
ファクタリングとしくみは似ていますが償還請求権があるため、弁済の義務を負います。
手形の振出人が債務不履行で支払いができなくなった場合、手形の保有者は銀行または手形割引業者に対して支払責任が生じます。
その他の手形割引の欠点は、以下の2つです。
- 融資として扱われるため負債が増える
- 利用できる人が限定される
手形割引は手形を担保とした融資であり貸借対照表の負債が増えるため、決算書の見た目が悪くなってしまいます。
ファクタリングによる資金調達は、貸借対照表から切り離されたオフバランスの取引なのに対し、手形割引は貸借対照表に計上されるオンバランスの取引です。
信用情報にも影響を与えるため、他の融資の審査を受ける際に不利になる可能性があります。
手形割引を利用できるのは手形での取引を行い、期日が来る前の手形を保有している人のみとなり、利用できる人が限定されます。
一方、手形割引の利点は以下の2つです。
- 審査が柔軟
- 他の資金調達方法に比べて手数料が安い
手形割引の審査では振出人の信用情報が重視され、通常の融資よりも審査が柔軟なため、審査に通過する可能性が高まります。
手形を売却する際は、銀行または手形割引業者に割引手数料を支払う必要があります。
割引手数料の相場は2%から最大で15%程度となっており、他の資金調達方法と比べて低い水準です。
手形が入金されるまでは通常1〜4ヶ月の期間がかかるため、期日前の手形の資金化により資金繰りの改善に役立ちます。
続いて、即日の融資も可能なビジネスローンについて解説します。
ビジネスローンは総量規制の年収3分の1を超える申込ができる
ビジネスローンは事業性資金に特化した金融商品で、大手消費者金融のビジネスローンは審査が早く、最短で即日の融資も可能です。
総量規制の対象外または例外貸付となり、総量規制の制限を受けないため、年収の3分の1を超える融資への申込ができます。
ビジネスローンには、上記以外に以下のような利点があります。
- 無担保や無保証で利用できる
- 個人事業主も利用が可能
無担保や無保証でも利用可能なため、事業を始めたばかりで担保となる不動産を所有していない場合や、保証人が見つからない場合にも利用が可能です。
ビジネスローンは法人だけでなく個人事業主も対象となっており、総量規制の制限を受けないため、年収額に関わらず申し込みできます。
一方でビジネスローンには、以下の欠点もあります。
- 借入限度額が低い
- 上限金利が高い
- 銀行の融資の審査に影響を与える
ビジネスローンの種類によっても違いますが、借入限度額は500万円から1,000万円までのローンが多く、高額な資金が必要な場合には向いていません。
銀行以外のビジネスローンの上限金利は年15.0〜18.0%となっており、通常の銀行の融資より高い傾向です。
ビジネスローンは決算書に記録が残るため、銀行に資金繰りが苦しいと判断され、融資の審査に不利になる可能性があります。
ビジネスローンと同様に即日の融資が可能なローンには、カードローンがあります。
カードローンは即日の融資も可能だが事業性資金に使えない
大手消費者金融のカードローンは審査が早く、即日の融資も可能です。
銀行でもカードローンを取り扱っていますが、上記でも書いた通り銀行から即日の融資を受けるのは難しいため、即日の資金調達先としては向いていません。
カードローンは、個人向けの借入に特化した金融サービスです。
そのため資金使途は原則として自由ですが、事業性資金には使えないという特徴があります。
カードローンの利点は、主に以下の2つです。
- 限度額の範囲内であれば何度でも借り入れできる
- 提携のコンビニATMやインターネットで利用できるため利便性が高い
- 原則担保や保証人なしで利用できる
カードローンは限度額の範囲内で何度でも借入と返済が可能なため、急に資金が必要となった場合にも対応できます。
コンビニATMやインターネットを使った取引は、メンテナンスなどの一部の時間を除いて24時間利用できるローンが多く、利便性の高さが利点です。
ビジネスローンと同様に、原則として無担保や無保証で利用できます。
ただし、一部の銀行では、保証会社によって保証を受けられる人を申込の対象としているカードローンもあります。
保証会社となるのは、一般的にカードローンを取り扱う消費者金融や信販会社などです。
利用者が返済できなくなった場合に代わりに返済を行い、利用者の返済能力を保証する役割を果たします。
一方、カードローンの欠点は以下の3つです。
- 利息が高い
- 返済期間が長期化する傾向がある
- 他の融資の審査に影響を与える
大手消費者金融のカードローンの金利の上限は年18.0%前後のため、返済期間が長くなるほど利息の負担が大きくなります。
カードローンは返済額が一定となる分、月々の返済額を少額に設定すると返済期間が長くなる傾向です。
借入残高が多いと他のローンの審査に通るのが難しくなるため、使っていないカードローンは解約するほうが良いでしょう。
ここからは、即日の資金調達に最適なファクタリングにおすすめの業者を紹介していきます。
ファクタリングにおすすめの業者5選
ファクタリングにおすすめの業者は、以下の5つです。
- QuQuMo
- ビートレーディング
- アクセルファクター
- ベストファクター
- Pay Today
即日で資金調達するためには、手続きが迅速な業者を選ぶ必要があります。
公式サイトで即日の資金化が可能と明示している業者や、WEBで手続きが完結できる業者が候補となります。
業者を選ぶ際、手続きの早さの他に重視するポイントは以下の3つです。
- 取引実績の多さ
- 売掛金の買取率の高さ
- 手数料の低さ
今回は即日の資金調達が可能なだけでなく、上記のいずれかのポイントも兼ね備えた業者を厳選しました。
ここからは、各業者の特徴について紹介していきます。
QuQuMoは申込から最短2時間で資金化できる
QuQuMoは2社間ファクタリングに特化したオンライン完結型の業者で、申込から最短2時間で資金化できます。
WEB上で手続きするため来店の必要がなく、なるべく早く資金化したい場合に有力な候補です。
迅速な資金調達が可能であり、公式サイトに記載されている所要時間は申込に10分、見積もりに30分となっています。
申込対象者 | 法人、個人事業主 |
---|---|
2社間の手数料 | 1%〜 |
調達可能金額 | 上限なし |
手続きのWEB完結 | 可 |
対応可能な地域 | 全国 |
請求書と通帳、本人確認書類によりパソコンまたはスマホから手続きするため、会社の所在地や居住地に関係なく利用できます。
QuQuMoは、業界のシェア80%を超える電子契約サービスのクラウドサインを採用しているのも特徴です。
クラウドサインは弁護士ドットコムが運営しており、万全のセキュリティ体制が整っているため、外部に情報が漏れる心配がありません。
公式サイトでは償還請求権なしの契約と明記されており、安心して利用できます。
以下は、QuQuMoの公式サイトからの抜粋です。
売掛先の倒産リスクも含めてお買取をさせていただきますので、お客様に返済の義務はございません。QuQuMo(ククモ)ではノンリコース【償還請求権なし】での契約になりますのでご安心ください
引用元:よくある質問|QuQuMo Online(ククモ オンライン) 即日ファクタリング
次に紹介するビートレーディングも、迅速な資金調達が可能です。
ビートレーディングは申込から最短5時間で入金可能
ビートレーディングは即日の資金調達に対応しており、申込から最短5時間で入金が可能です。
公式サイトにも、以下のように明記されています。
Q申し込みから入金までどれくらいかかりますか?
A最短5時間で入金が可能となります。
引用元:よくある質問 | 株式会社ビートレーディング
WEBフォームを使った申込の必要書類は、売掛債権に関する資料と2カ月分の通帳のコピーの2点のみで、提出してから平均30分以内で審査結果が通知されます。
2022年3月時点で900億円の累計買取額と37,000社との取引実績があり、実績が豊富で信頼できるファクタリング業者です。
申込対象者 | 法人、個人事業主 |
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2社間の手数料 | 4〜12% |
調達可能金額 | 無制限 |
手続きのWEB完結 | 可 |
対応可能な地域 | 全国 |
過去には3万円から7億円までの買取実績があり、買取額の範囲が設定されていないため、幅広い金額の取引に対応できます。
契約方法はWEBと対面の2種類があり、手続きのWEBでの完結が可能です。
最大買取率が98%となっており、経営が赤字の場合や他の業者の審査に落ちた場合でも利用できる可能性があります。
次に紹介するアクセルファクターも、迅速かつWEBで完結できる手続きが特徴です。
アクセルファクターは利用者の半数以上が即日入金
アクセルファクターは、利用者の半数以上が即日の入金を実現しています。
少額の買取や最長180日支払いの債権にも柔軟に対応しており、審査通過率は93%と高い水準です。
通常は請負契約書や請求書がないと利用が難しいのですが、アクセルファクターでは工事の未完により請求書が発行できない場合にも相談に乗ってもらえます。
申込対象者 | 法人、個人事業主 |
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2社間の手数料 | 下記の表を参照 |
調達可能金額 | 30万円から最大1億円 |
手続きのWEB完結 | 可 |
対応可能な地域 | 全国 |
買取額によって手数料の下限が決まっているため、事前に目安を把握できます。
以下は、アクセルファクターの公式サイトに記載されている手数料の一覧表です。
引用元:公式 アクセルファクター|グループ経営の信頼と安心
売掛債権額 ファクタリング手数料 〜100万円 10%〜 101〜500万円 5%〜 501〜1000万円 2%〜 1001万円以上 別途ご相談ください。
売掛先が個人の債権や貸し倒れの危険の高い債権は買取の対象となりませんが、原則として即日の入金を目指しており、迅速な手続きが特徴です。
契約時の書類はメールやFAXなどでも提出可能なため、遠方からでも申し込めます。
審査に通るか心配な場合に向いているのが、次に紹介するベストファクターです。
ベストファクターは平均買取率の高さが魅力
ベストファクターは平均買取率92.2%の実績があり、平均買取率の高さが魅力です。
簡易診断シミュレーターは30秒、電話による相談では最短5分で入金可能な金額がわかります。
2社間ファクタリングを中心に行っており、売掛先に知られたくない場合も安心して利用できます。
申込対象者 | 法人、個人事業主 |
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2社間の手数料 | 5〜20% |
調達可能金額 | 30万円から売掛先1社につき1億円まで (売掛先の規模や取引年数に応じてそれ以上も可能) |
手続きのWEB完結 | 不可 |
対応可能な地域 | 全国 |
電話かWEBにより来店せずに申し込みできますが、契約時には面談が必要です。
公式サイトには、最短で即日の資金化と償還請求権のない契約が明記されており、東京本社か大阪支社に来社が可能な場合は有力な候補となります。
注文書と発注書の売却により資金調達できる、BESTPAYというサービスも展開しています。
BESTPAYでは、発注者の承諾が不要で仕事の着手前から資金化が可能です。
ファクタリングを利用すると財務コンサルティングのサービスを無料で受けられるため、資金繰りについての相談ができます。
手数料を抑えてファクタリングを利用したい場合は、次に紹介するPayTodayが有力な候補です。
PAYTODAYは手数料の上限が9.5%
PAYTODAYは手数料が1〜9.5%となっており、手数料率の上限の低さが魅力です。
手続きがWEBで完結できるため、来店が不要で全国どこからでも申し込めます。
必要に応じて電話面談のみで契約が可能となっており、最短45分で資金化が可能です。
対面の面談を希望する場合は、出張費の実費と事務手数料3万円の追加の支払いにより対応してもらえます。
申込対象者 | 法人、個人事業主 |
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2社間の手数料 | 1〜9.5% |
調達可能金額 | 10万円〜上限なし |
手続きのWEB完結 | 可 |
対応可能な地域 | 全国 |
2社間ファクタリングに特化しているため、取引先にばれずに利用できます。
PAYTODAYは、独自のAI審査システムを採用しているのも特徴です。
最短30分で審査が可能となり、確実性の高い売掛債権の買取により、低い水準の手数料を実現しています。
PAYTODAYは、特に以下の3つの分野に注力したファクタリングを行っています。
- ベンチャー企業、スタートアップ企業
- 地方中小企業
- 個人事業主、フリーランス
ファクタリングでは通常30〜45日先までの債権が対象となりますが、 PAYTODAYでは最大90日後の請求書にも対応しています。
これらの業者を通じて資金調達する場合には、即日で資金化するためのコツがあります。
ファクタリングにより即日で資金調達するための3つのコツ
ファクタリングにより即日で資金調達するためのコツは、以下の3つです。
- 必要書類を準備しておく
- 手続きが迅速な業者を選び午前中に申し込みする
- 信用の高い売掛先への売掛債権を用意する
ファクタリングには審査があるため、確実に即日で資金化できるとは限りませんが、上記のコツにより手続きを迅速に進められます。
書類の不備は手続きが遅れる原因となるため、必要な書類を事前に準備しておく必要があります。
即日で資金を調達するためには手続きが迅速な業者を選び、なるべく早い時間帯の手続きが必要です。
ファクタリングの利用には審査に通過する必要があり、審査では売掛先の信用力が重視されます。
ここからは即日で資金調達するためのコツについて、1つずつ詳しく解説していきます。
必要書類は事前に準備しておく
手続きを迅速に進めるためには、必要書類の事前の準備が大切です。
一般的にファクタリングに必要な書類には、以下のようなものが挙げられます。
- 請求書などの売掛金の額面がわかる資料
- 代表者の身分証明書
- 決算書(個人事業主の場合は確定申告書)
- 通帳のコピー
- 印鑑証明書
- 登記簿謄本
- 売掛先との契約書
審査の際は、上記のような資料を使って会社の財務状態や経営の状況を調査します。
請求書は売掛金の存在を証明する重要な資料のため、必ず提出が求められる書類の1つです。
決算書は利用者の事業規模を把握し、申込金額の正当性を確かめるために使われます。
通帳のコピーは取引履歴や売掛先の支払能力の調査に使われ、売却された売掛金が架空債権ではないと裏付ける資料となります。
コピーが必要な期間は直近2ヶ月〜6ヶ月程度と業者によって異なりますが、ファクタリングの審査に必須となる書類です。
業者によって必要な書類が異なるため、公式サイトで確認するか、事前に問い合わせをしましょう。
即日で資金調達するための2つめのコツは、業者選びと申込の時間帯です。
手続きが迅速な業者を選びなるべく早い時間帯に申し込む
即日で資金を調達するためには手続きが迅速な業者を選ぶ必要があり、WEBで手続きが完結できる業者は有力な候補です。
地方に住んでいて近隣にファクタリング業者がない場合や、忙しくて外出する時間が取れない場合も、来店する手間と時間が省けます。
業者の中には社員を派遣して会社まで出向いてくれるところもありますが、別途出張費や手数料がかかります。
手続きが完了する時間によっては資金の振込が翌日となる場合があるため、なるべく早い時間帯の申込も大切です。
審査に時間がかかっても余裕が持てるように営業を開始してすぐの時間帯、遅くとも午前中の申込が必要となります。
ファクタリングの取引形態には2社間と3社間がありますが、3社間は売掛先への交渉が必要となり即日の資金化は不可能なため、2社間のファクタリングを利用しましょう。
売掛金の資金化には、売掛先の信用力も大きく影響します。
信用力のある売掛先の売掛金を売却する
即日で資金調達するための3つめのコツは、信用力のある売掛先の売掛金を売却することです。
ファクタリングの審査は、利用者よりも売掛先の信用力が重視される傾向があります。
信用力のある売掛先の具体例には、倒産や貸倒れの恐れが少ない公的機関や大企業などが挙げられます。
申込者に赤字や税金滞納があってもファクタリングを利用できる場合があるのは、ファクタリングの審査が売掛先を重視して行われるためです。
ファクタリング業者のアクセルファクターの公式サイトにも、以下のように書かれています。
Q 赤字でも利用可能でしょうか?
ファクタリングは今現在御社が有している売掛債権(資産)を現金に換える資金調達方法です。つまりは「売買契約」であるため、赤字であっても取引に影響は一切ございません。
引用元:よくあるご質問|【公式】アクセルファクター グループ経営の信頼と安心
続いて、個人が事業性資金以外の資金を即日で調達する方法を紹介します。
個人が即日で資金調達したい場合はカードローンが最適
個人が事業性資金以外の資金を即日で調達したい場合は、カードローンが最適です。
大手消費者金融のカードローンは審査が早く、即日の融資もできます。
大手消費者金融の審査が早いのは、AIによる自動与信審査システムを採用しているためです。
自動与信審査システムでは、データに基づいて個人の信用度を点数化し、合計点数の高さから融資の可否や融資額を判断します。
点数化は信用情報機関の記録に基づいた信用情報スコアリングと、年収や職業など申込者の属性に関する属性スコアリングによって行われます。
データに基づいてコンピュータが判定するため、短い時間での審査が可能です。
ここからは即日融資対応の大手消費者金融のカードローンについて、それぞれの特徴を解説していきます。
レイクのカードローンは最短15秒で審査結果がわかる
レイクのカードローンは指定の時間帯であれば、最短15秒で審査結果が表示されます。
最短15秒で結果の表示が可能な時間帯は、以下の通りです。
- 通常(年末年始を除く)は8時10分〜21時50分
- 毎月第三日曜日は8時10分〜19時
インターネットで申込を完了後、そのままの画面で審査結果の確認ができます。
今回紹介する業者の中で審査結果が出るのが最も早いため、融資が可能か早く知りたい人に最適です。
WEBで手続きし、21時までに契約完了すると最短25分で融資を受けられます。
商品名 | カードローン |
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利率 | 年4.5〜18.0% |
借入限度額 | 500万円 |
返済期間 | 5年 |
返済回数 | 60回 |
レイクをはじめて利用し、WEBで手続きした場合は初回契約日の翌日から最大60日間利息が0円になるサービスを受けられます。
はじめての利用で借入額5万円までは、最大180日間利息が0円となるサービスも提供しています。
借入額が200万円を超える場合は最大30日間無利息のサービスのみ利用可能となり、2つのサービスの併用はできません。
次に紹介するSMBCグループのプロミスも、迅速な融資が魅力です。
SMBCグループのプロミスのフリーキャッシングは最短25分で融資が可能
SMBCグループのプロミスのフリーキャッシングは、WEBでの申込から最短20分程度で審査結果が通知され、最短25分で融資を受けられます。
来店の必要がなく、手続きのWEBでの完結が可能です。
商品名 | フリーキャッシング |
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利率 | 年4.5〜17.8% |
借入限度額 | 500万円 |
返済期間 | 6年9ヶ月 |
返済回数 | 80回 |
SMBCグループのプロミスは、アプリで申込から借入までを完結できるアプリローンというサービスを提供しています。
アプリローンの利点は、以下の4つです。
- 来店不要、郵送物なしで手続きをWEBで完結できる
- カードなしでアプリを使った借入や返済ができる
- 利用残高や返済日などをアプリで確認できる
- 月々の返済で景品交換や買い物に使えるVポイントが貯まる
Vポイントとは、支払やサービスの利用で貯まるSMBCグループ共通のポイントのことです。
月々の返済額の利息分200円ごとに1ポイント貯まり、ポイントは他のSMBCグループの利用で貯まったポイントと合算して使用できます。
はじめて利用する人はメールアドレスとWEB明細利用の登録により、初回借入日の翌日から最大30日間無利息となるサービスを受けられます。
他の業者の無利息サービスでは初回の契約日の翌日から起算されますが、SMBCグループのプロミスは借入日の翌日から計算されるのが利点です。
次に紹介するアコムも手続きが早く、即日の資金調達に対応しています。
アコムのカードローンはインターネット申込により最短30分で融資が可能
アコムのカードローンは、インターネットの申込により最短30分で融資が可能です。
カードなしの契約も可能となっており、手続きをWEBで完結できます。
店舗の自動契約機で申し込む場合も最短30分でカードが発行されるため、その場でカードを受け取り、そのまま借り入れできます。
来店前にWEBで入力を済ませておくと、店舗での手続きにかかる時間の短縮が可能です。
商品名 | カードローン |
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利率 | 年3.0〜18.0% |
借入限度額 | 800万円 |
返済期間 | 9年7ヶ月 |
返済回数 | 100回 |
借入限度額に応じて適用される利率の幅が設定されており、限度額が高くなるほど低い利率での借入ができます。
以下は、限度額に対する貸付利率の一覧です。
借入限度額 | 利率 |
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1〜99万円 | 年7.7〜18.0% |
100〜300万円 | 年7.7〜15.0% |
301〜500万円 | 年4.7〜7.7% |
501〜800万円 | 年3.0〜4.7% |
特に300万円を超える借入は低金利で借り入れできるため、まとまった資金の借入を考えている人に向いています。
アコムをはじめて利用する人は、契約日の翌日から最大30日間の利息が無料となります。
次に紹介するアイフルも即日の融資に対応しており、手続きのWEBでの完結が可能です。
アイフルは誰にもバレずに最短1時間で融資を受けられる
アイフルのキャッシングローンは審査が最短30分で完了し、最短1時間で融資が可能です。
急いでいる場合はWEBで申し込み後メール連絡により、審査の時間を短縮できます。
手続きのWEBでの完結が可能となっており、24時間365日申し込めます。
ローンカードや郵送物なしの契約が可能となっており、原則として電話での在籍確認を実施していないため、誰にも知られずにお金を借りたい人も安心です。
商品名 | キャッシングローン |
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利率 | 年3.0〜18.0% |
借入限度額 | 800万円 |
返済期間 | 14年6ヶ月 |
返済回数 | 151回 |
借入方法は、以下の4つです。
- 口座への振込
- アプリを使ったセブン銀行ATMまたはローソン銀行ATMによる借入
- アイフルATMでの借入
- 提携ATMによる借入
いずれの方法も土日祝日に関係なく借り入れできますが、アイフルATMと提携ATMの利用にはローンカードが必要となります。
アイフルをはじめて利用する人は、最大30日間無利息となるサービスを受けられます。
さらにアイフルをはじめて利用かつWEB申込限定で、キャッシングローンよりも低金利なファーストプレミアム・カードローンへの申込が可能です。
上限金利が年9.5%となっており手続きのWEBでの完結も可能なため、対象となる人は検討の余地があります。
次に紹介するSMBCモビットも審査が早く、手続きのWEBでの完結が可能です。
SMBCモビットは審査が最短30分で完了し書類による在籍確認が可能
SMBCモビットはWEB申込により最短30分で審査が完了し、即日の融資も可能です。
手続きのWEBでの完結が可能となっており、WEB完結タイプはカードと郵送物なしで契約できます。
WEB完結タイプに申し込めるのは、以下の2つの条件を満たしている人です。
- 三井住友銀行、三菱UFJ銀行、みずほ銀行、ゆうちょ銀行のいずれかに本人名義の口座を持っている
- 全国健康保険協会発行の保険証 (社会保険証)、もしくは組合保険証を持っている
さらにWEB完結タイプは、電話の代わりに書類による在籍確認ができます。
以下は公式サイトに記載されている内容です。
お電話での確認が難しい場合は、必要書類のご提出による代替確認もできますのでご相談ください。
引用元:FAQ詳細| 勤務先に連絡することはありますか? SMBCモビット
ローンカードや在籍確認の電話で周囲にバレたくない人も、安心して利用できます。
商品名 | フリーキャッシング |
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利率 | 年3.0〜18.0% |
借入限度額 | 800万円 |
返済期間 | 5年 |
返済回数 | 60回 |
Tポイントサービスの利用により、返済額のうち利息200円につきTポイントが1ポイント貯まります。
貯まったTポイントは、1ポイント1円として返済に利用が可能です。
審査の迅速な大手消費者金融のカードローンに申し込む場合も、即日で資金調達するためのコツがあります。
審査に通過するためには安定した返済能力が必要
カードローンの審査に通過するためには、安定した返済能力が必要です。
いずれの業者を選んだ場合も必ず審査が実施され、審査に通過しないと即日で資金調達するのは不可能となります。
貸金業者には申込者の返済能力を調査する義務があり、収入は返済能力を把握する重要な要素です。
収入額のばらつきや不定期な収入は、審査の通過が難しくなります。
返済能力を判断する要素には、収入だけでなく勤続年数も含まれるため、仕事に就いたばかりの人や転職して間もない人は審査に不利となります。
さらにカードローンは、借入額が大きくなるほど審査が厳しくなる傾向です。
希望した金額を借りられるとは限りませんが、必要以上に高い借入額での申込は審査に落ちる可能性が高くなるため、必要最低限の金額で申し込みましょう。
即日で資金調達するためには、カードローン選びも大切です。
WEBで手続きが完結できるカードローンを選ぶ
即日の資金調達には、WEBで手続きが完結できるカードローンが有力な候補です。
スマホから申し込みできるため、店舗での待ち時間や来店への移動にかかる時間を省略できます。
書類でのやり取りがなくWEBで入力した情報を使って手続きを進めるため、審査までの時間が短縮されるのも特徴です。
さらにローンカードのないカードレスタイプのローンを申し込むと、ローンカードの受け取りを待たずに融資を受けられます。
WEBで手続きが完結できるローンを選んだ場合もなるべく早く資金を調達するための手続き方法があります。
早めの時間帯に申し込み電話で急いでいる旨を伝える
上記で紹介したWEBで手続きが完結できるローンは、基本的に24時間365日申込が可能です。
しかし申込には審査受付時間が設定されており、各貸金業者によって時間が異なります。
審査受付時間は9時から21時までに設定されている業者が多いため、時間に余裕を持って申し込みましょう。
審査受付時間外に申し込まれた分の審査は結果がわかるのが翌日となり、即日の資金調達はできません。
業者の中には、電話で急いでいる旨を伝えると優先的に審査してもらえるサービスを提供しているところもあります。
通常は受け付けた順番で審査が行われますが、WEBで申し込みした後電話でオペレーターに急いでいると伝えると、審査にかかる時間を短縮できる可能性が高まります。
オンライン参考資料
カードローンは即日融資できる?当日中にお金を借りる条件 | みんなのモビット | カードローン・消費者金融・キャッシングの情報プラットフォーム